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2023.11.11 Saturday | - | -
* 『琅邪榜』51話〜54話【完】 感想(※邪は王へんに邪)
『琅琊榜』感想、今回がラストになります〜。
色々と突っ込み所はあれど面白かったなあ。また見返したい。

さて、前回やっと靖王が梅長蘇こそがかつての親友・林殊だということに気づきました。
正体バレが終わってから思うんですが、靖王が梅長蘇の正体を知るという山場は、思った以上にこの物語のテンションを高め続ける効果があったんだなあと思います。
やっぱり、正体がわかってからはストーリー的にも盛り上がりが落ち着いちゃった気がするなー。
相変わらず面白いことは面白いんですけど、前みたいに靖王さまに「早く気づけ!」「何で気づかないんだ!」とヤキモキすることがなくなってしまって、ちょっと寂しいです。
靖王さまが一人で突っ走ったり暴走することがなくなってしまったしねー。

しかし、正体バレの後、梅長蘇と靖王さまが特に何も会話が無かったのにはツッコみたい。
いきなり「私と先生は一心同体だ」とか言い出して、いやいや、こうなる前にどんなやりとりがあったんだよと。
靖王さま、なんか言うことあるんじゃないの??
林殊には色々と言いたいことあるだろうし、誤解して雪の中で放置した件も結局後悔しただけで謝ってないよね!?
もうちょっと、正体バレ後のフォローは欲しかったぞ!?
・・・というわけで、色んなことはすっ飛ばして、お話は最終決戦へ。

さて、いよいよ赤焔事案を覆す時がやってきました。
事を起こすのは皇帝陛下の誕生日会。
みんなが一堂に会する場で真実を公表して赤焔事案の再審を訴え、陛下が逃げられない局面を作り、すべてを明らかにするのです。

てか、また誕生日会か!!!

景睿も自分の誕生日会で真相を暴露されて一夜にして信じていたものをほとんど失ったんだよなあ。
この世界の誕生日会怖いよ・・・。

そして、誕生日会当日。
莅陽長公主が謝玉の文を公開し赤焔事案の再審を求めます。
ぶち切れる陛下に対し、朝臣達、霓凰、言闕・・・と、その場にいた人々は次々と再審を求めます。
今までの仲間たちが集い、最後の敵である皇帝陛下に立ち向かっていく場面は、RPGのラスボス戦とか少年漫画のラストバトルを思い起こさせられましたね。
かなり熱い展開ですが、次々朝臣達が再審を訴え出て、最後に陛下が最も信頼していたっぽい弟の紀王が立ちあがり再審を申し出た瞬間の盛り上がりは最高潮でしたね。
今まで党争から距離を置き、表だって誰かに味方しなかった紀王さままでもが再審を要求しだしたことに、陛下は大ダメージを受けます。(しかも、そこで次回へ続くという引きw)
紀王さま、いつも飲んだり食べたりばかりで、のほほんとした感じを装っていたけど、実はすべてを見通して冷静に立ち回っているお方なんですよね。
こんなに疑い深い皇帝の実の弟なのに、今まで無事にいられた上に信頼も厚かった方なんだからそりゃあ只者じゃないはず。
凡人ならとっくに陛下に殺されていたか遠ざけられていただろうし。

紀王までもが自分を裏切ったことに大ショックを受けた皇帝陛下は兵を呼んでこの局面をぶち壊そうとしますが、事前に靖王が手を回していたため、陛下の兵は入ってこれません。
結局、皇帝は赤焔事案の再審を認めることになるのでした。

再審についての様子は特に描写されることはなく、ドラマの中ではすべてが終わったところまで時間は飛びます。
そんなわけで、赤焔事案が覆り、祁王一族、林一族、赤焔軍の人々の潔白が天下に示されるところは意外にもアッサリなように感じましたね。
まあ、再審までこぎつけたら、あとは波乱はないもんな。
亡き人々の位牌が祀られ、梅長蘇はその前でひれ伏し嗚咽します。
いつも表情を変えない梅長蘇が肩を震わせて泣いているのを見て、ついにここまで来たんだなあと感慨深くなります。
そして位牌のうち、林殊の位牌に布をかぶせた靖王。
これで琅琊榜も終わりかあ。

しかし、最終目標が達成された後、唐突に四方八方の国が攻めてきます。
大渝、北燕、夜秦、東海が侵攻、そして南楚にも不穏な動きが。
なんだこの展開www
軍を統率できる人材が不足しすぎていて大ピンチの梁国。(明らかに誉王さまの謀反とか内ゲバ争いの弊害・・・)
皇太子となった靖王が自ら出征するわけにもいかず、梅長蘇が自分が行くと名乗り出ます。
残り少ない命を前に、梅長蘇は最期に林殊として戦場で散ることを望んだのでした。
今まで梅長蘇は林殊とは別人だと散々言い続けてきた彼が最後に、「自分は林殊だ」と言い、林殊として散ることを望む展開・・・なかなかこみあげるものがありますね。
ああ、でも霓凰郡主が可哀想すぎるんですけど。
物語の中でもかなり序盤に梅長蘇の正体に気づいて、何も言わずに見守って来たのになあ。
この結末は辛すぎる・・・。

その後はダイジェストっぽい流れで語られます。
霓凰の元に宮羽が梅長蘇の手紙を届け、霓凰と宮羽は涙を流している。
一方、靖王は林殊の位牌にかけていた赤い布を落とす。
おそらく、梅長蘇が戦死したんだなと思わせるようなダイジェストです。
だけど、深読みすると「実は生きているのでは?」と読み取ることも出来そう。
霓凰への手紙も意味ありげだったし。(しかし、生きていたとしても靖王さまはまた知らされてないに一票)
若干、曖昧でぼかされた感じになっていますからね。
まあ、でも、おそらくは梅長蘇は戦場に散ったというのがドラマの表向きの流れでしょうね・・・。

そして唐突に数年後。
靖王さまの皇帝姿・・・!!
庭生は成長してるし、静妃は皇太后、靖王妃は皇后となっていて、息子まで生まれていました・・・。
色々ぶっ飛びすぎだけど、靖王さまが皇帝になった姿を見られるとは!!
あ〜感慨深いなあ。琅琊榜が始まった頃は、冷遇されて戦場にばかり飛ばされていて皇位とは無縁の皇子だったし。(33歳にもなって親王にもなれず…と嘆いてましたよね)
そして、皇帝となった靖王さまがラストに編成した軍の名を「長林軍」と名付けたところで終劇。
中国時代劇名物のぶつ切りENDに「ここで終わり!?」と突っ込みたい気もするけど、ついにこのお話も完結しました。
まさか、ラストシーンが靖王さまが書道→ドヤ顔で終了とは思わなかった・・・(爆)

いや〜でも、唐突に数年後にぶっ飛んだので、あの人やこの人はその後どうなったんだとか、色々と思うところはありますね。
その辺は想像の余地を残してくれていると思えばよいのか・・・。

とにかく、この後も皇帝となった靖王さまは明君となって梁国を栄えさせていったのだと信じています!!
皇帝陛下が「昔は自分も冷酷ではなかった。玉座に座れば変わってしまうのだ。今は情義に厚い景琰でも玉座に座れば変わる」と嫌な未来を語りましたが、靖王さまなら大丈夫だと信じたい。
本当に、彼は54話かけて成長していったしね。
途中、物申したいことはたくさんあったけど、最後は賢君となって決めてくれたし。
傍に親友がいなくても大丈夫!!色々と切ないけど・・・。

というわけで、唐突に琅琊榜にハマってブログで感想書いたりなどしましたが、面白いドラマでした。
原作本、読んでみたいからぜひ邦訳出してほしいなあ。

琅琊榜2も制作されるみたいだし、まだまだ展開はあるみたいですね。
「長林軍」って名づけてドヤ!で終わったんだから、長林軍が関係してきそう?
うーん、でも、続編ってどうなんだろうなあ。
琅琊榜は靖王さまが皇帝になるまでを楽しむ感じだったからなあ。
続編で靖王さまが謀反起こされて死んでたりしたら泣くわ。
出来れば、全然違う時代の話で、1のキャラは名前だけ登場とかだったら有難いです。
1作目でハッピーエンドになったお話を続編で波乱起こしてゴタゴタさせるのはあまり好きではない。

今後の展開に期待しつつ、『琅琊榜』話はここで終わりです。
DVD出たら欲しいなあ〜。
設定資料集つけてくれないかしら。(←ゲームじゃないって)
2016.05.26 Thursday | TV・映画 | comments(0)
* 『琅邪榜』47話〜50話 感想(※邪は王へんに邪)
『琅琊榜』感想メモ。もうすぐ終わってしまう・・・。
靖王が皇太子となり、いよいよクライマックス間際です。

ついに「火寒の毒」の詳細が明かされました。
ずっと謎だったんだよね。
梅長蘇がどうやら13年前にその毒に侵されたことはわかったんですが、その後何がどうなって別人となって戻ってきたのかはずっと謎のままだったので。

火寒の毒・・・それは、天下一の奇毒で、侵されると、全身から白い毛が生え、舌は石のように固まって話せなくなり、発作が起きては血を求める身体となってしまうらしい。
毒を抜く方法は、完全に解毒できる方法と不完全な方法の二つがあるとのこと。

完全に解毒できる方法は、皮を剥ぎ骨を断って毒を抜くというもの。
当然、治療には想像を絶するような苦しみを味わう。
その代わり、毒を抜いた後は普通の人と変わらない見た目で普通に話すことができるようになるのが利点である。
ただし、皮を剥ぎ骨を断つという荒療治なので、容貌は別人のように変わってしまうし、身体へのダメージも大きく、身体は病弱となりちょっとした風邪でも命に関わる。長くは生きられない身体となってしまう。

もう一方の不完全な方法とは、毒は残るが体内で制御し、発作は起きず普通に生活できるようにする治療法。
ただし、白い毛が生えた容貌はそのままで、舌も動かすことができず一生話せないままである。

うーん・・・なんという究極の選択だ。

そして13年前、梅嶺で火寒の毒に侵された梅長蘇は完全に解毒できる方法を選んだのです。
それは恐ろしく壮絶な道だったに違いなく、武の才能に溢れた小殊の面影は微塵もなくなり、彼は別人のように病弱な身体で生きていくことになりました。
そんな身体なのに、命を削って帝位争いに身を投じた結果、梅長蘇の残りの命はほぼ残っていなかったのです。
辛い・・・辛すぎる。
ううう・・・でも、悲願を達成するには、どうしても普通の容貌と声は必要だから、完全に毒を抜く方法しか選べないよなあ。
もう一つの方法を選べば長くは生きられただろうけど、靖王を帝位に近づけることなんて絶対無理だった。

本人はすべて覚悟しての選択だけど、これ、周りはつらいよなあ。
あの冷静な静妃ですら、梅長蘇の身に起こったことを察して取り乱して泣き出したぐらいですし。

真相を知った蒙大統領と霓凰郡主は絶句。
蒙大統領は、何故そんな身体で都に戻って来て帝位争いに身を投じたのだと激怒します。
梅長蘇の選択はどうしようもないものだったとしても、これはどうしてもやり切れないでしょうね。
もし知っていたら絶対に命を削るような選択はさせたくはなかったでしょう。
蒙大統領がなぜ今まで黙っていたと梅長蘇に詰め寄る傍らで、黙って聞いている霓凰が切ない。
おそらく彼女も生きていてくれるならもう一つの方法を選んでほしかったはず。
(夏冬は火寒の毒に侵された夫に不完全な方法を選び長く生きて欲しいと言いますから)

霓凰は真実を聞かされても梅長蘇を責めることはしない。
納得はしていないに決まっているけど、梅長蘇を困らせないように感情を抑えて黙って見守る女性。
あと何年生きられるのかと聞く霓凰に「10年」と答える梅長蘇。
いや、どう考えても10年どころか半年も持たなさそう。
それは、どうしても霓凰に本当のことを告げられなかった梅長蘇の嘘でした。
そんなことは知らずに「充分だ」という霓凰が可哀そうすぎる。
梅長蘇と霓凰・・・2人には幸せになって欲しかった・・・。

さて、今まで真相を知らなかったことにやるせない怒りをぶつける蒙大統領は「何も知らない靖王が羨ましい」と言います。
大統領それはwww
一人だけ知らない靖王さまはあれはあれで可哀想だと思うんですけどね。^^;
(多分大統領も心の中で「早く気づけよ」とイライラしているに違いない)
知らないことは幸せかもしれないけど、真相を「知ってしまったこと」と「知らないこと」のどちらが悲劇なんだろうなあ。

さて、そんなことを言われてしまっている靖王さまですが、夏江の悪あがきにより、49話でついに皇帝の前で梅長蘇の正体が赤焔軍の生き残りの林殊であるということが暴露されてしまいます。
まさか・・・信じられないというような表情の靖王。
だけど、靖王の中でも腑に落ちていくところがあったのか・・・ついに靖王さまも気づきます。
梅長蘇こそがかつての親友・小殊であることに!!!

やっと来たーーーー!!!!!
遅いよ!!

靖王さまに正体がばれるまで、49話かかりました。(※全54話)
49話/全54話か。本当に最後の最後の方まで引っ張ったな。
私は正直、27話「水牛」あたりで気づくべきだったと思うけどな(爆)
その後もまだまだ気づける機会はあったのに。
多分、誉王さま謀反編あたりがラストチャンスだったよね・・・。

ふと靖王の頭に今までのことが走馬灯のように流れます。
初めて梅長蘇に会った時、「あなたを選ぶ」と言われたこと。
自分が気にかけていた庭生を救い出してくれたこと。
離間の計にかかり、梅長蘇と袂を分かとうとしたこと。
それでも梅長蘇は雪の中で待ち続け、「蕭景琰!」と訴えかけてきたこと。
そして、誉王との戦いの折、梅長蘇が思わず靖王の剣を抜いた姿に、かつて同じことをした小殊が重なったこと、意識が朦朧とする梅長蘇が自分を景琰と呼んだこと。

今までの回想が流れながら靖王が歩みを進めて終わった49話のラストは本当に泣けました。
ラストの余韻がすごく胸にぐっとくる。
続く50話冒頭、靖王は静妃の前で、なぜ彼が小殊だと気づかなかったのだ、もっと早く気づくべきだったと泣きます。
蒙大統領も霓凰もみんな知っていたのに、知らないのは自分だけだったと。
静妃は息子を促します。「あなたたちは歩みを止めてはいけない」と。
梅長蘇に残された時間はわずか。
正体バレの余韻に浸りたいところですが、歩みを止めることは許されません。
梅長蘇=小殊の悲願であり、靖王の悲願でもあった赤焔事案を覆すため、最後の戦いが始まります。

いや〜54話もあるのに最後まで全くダレなくて面白い!!
本当によく練られたドラマだなあと思います。
こんなに面白いのに、あと4話でラスト!
どうやって赤焔事案を覆すのかは気になるけど、終わって欲しくないなあ。
2016.05.21 Saturday | TV・映画 | comments(0)
* 『琅邪榜』41話〜46話 感想(※邪は王へんに邪)
佳境に入ってまいりました『琅琊榜』、簡易感想メモです。

誉王さま謀反編。
いや〜これがまた、最後の最後まで熱かった。
「もう持ちこたえられない!!」というところまで追いつめられましたからね。
この物語の中で、主人公側の最大の危機だったのではないでしょうか。
今までも、景睿悪夢の誕生日会(VS謝玉)や梅長蘇が懸鏡司に捕まった時(VS夏江)もなかなかの山場でしたが・・・今回城門が破られた時の絶望感は凄かったですもん。
もう駄目か・・・というところで、霓凰郡主が駆け付け、靖王も救援軍を率いて戻ってきて、謀反は制圧されます。

ああ・・・それにしても、誉王という人が悲しかった。
自分は駒の子駒にすぎなかったと嘆く誉王さま。
一方、皇帝は誉王が徳を備えていれば帝位を譲っても良かったと言っていましたが・・・どうだろうな〜。陛下の言うことは信じられないわ。

誉王さま、やっぱり苦労していたんだなあ。
皇后の養子となってからは、いつも皇后の顔色を窺って生活をしてきた模様。
妃にしても皇后の言われるがままに結婚したのだと言ってましたね。
でも、あのお妃さまは政略結婚とはいえ、誉王さまのことを凄く思ってくれていますよね。
牢屋に入れられてからの誉王と誉王妃のやり取りが辛すぎる。
もし、誉王妃の懐妊を誉王さまが知っていれば、謀反など起こさずに静かに暮らしていたんだろうか。


一方の靖王さま。
謀反を制圧し、いよいよ皇太子の座が近づきます。
そして、さすがにもう梅長蘇の正体にも勘付いたよね。
・・・と思っていたらやっぱ気づかないんかい!!!
いや、靖王さまは一瞬、梅長蘇と小殊が同一人物なんじゃないかと頭をよぎったらしいんですが、二人は違いすぎるしこんなことを思う自分は正気じゃないですよね、と母・静妃に言います。
その言葉を聞いた静妃がすっごくつらそうな顔をしているんですが・・・。
そもそも、小殊が耐えがたい苦痛を受けてほぼ別人となって戻って来たことに静妃は心を痛め悲しんでいるのに、「二人は違いすぎるから同一人物じゃない」とか親友のあなたがそんな辛いことを言って、ああ靖王さま駄目すぎる・・・。

今まで疑いもしていなかったんですか!?
「最近ある疑いが突然降ってきた」って・・・え!?突然降ってきたの!?
さすがに梅長蘇の正体にはうすうす勘付いていると思っていたのに。
疑いだしたのに即「二人が同一人物とかあるはずがない」と結論出しちゃうし。
あんなに色々フラグがあったのに!?
梅長蘇が無意識に靖王の剣を抜いて作戦を説明した時、小殊が昔同じことをやったのを思い出していたし。
意識が朦朧としている梅長蘇が「景琰」と呼んだのを聞いてはっとしたし。
大体、静妃が靖王と梅長蘇に渡すお菓子は小殊が食べられない棒子を入れないし(靖王の好物なのに)、梅長蘇に会った静妃は取り乱したんですよ。
ここまで色々あって何故気づかない!?
昔の靖王のあだ名「水牛」を梅長蘇が陰で呼んでいたフラグもあったのに。(余談ですが飛流が靖王を呼ぶ時「水牛ー!!」って叫んでいて吹いた)
こんなに佳境になって、蒙大統領、霓凰郡主、静妃、みんな梅長蘇の正体に気づいて知っているのに、靖王さま一人だけ知らないままって可哀想・・・。(早く気づいてくれ)
結局正体バレは最終回直前まで引っ張るのかな。

琅琊榜、感想を書くのはあと1〜2回になりそうですね。
終わってしまうのが寂しいわ。
2016.05.18 Wednesday | TV・映画 | comments(0)
* 『琅邪榜』39話〜40話 感想(※邪は王へんに邪)
『琅琊榜』感想メモ。

夏江との決着がついにつきました。
いや〜凄すぎるわ・・・。怒涛の展開で形勢逆転です。
まさか、こうなるとはな〜。
皇帝の猜疑心につけこみ、すべてを夏江の陰謀ということにしてしまうとは。
しかも、それで全てのつじつまが合ってしまうところが凄い。
今回の事案については、靖王は夏江に陥れられそうになっただけということで片付きました。
一方、協力してくれた夏冬は死罪にはならなくても、流刑は免れなさそうなんだけど、靖王が夫の無念を晴らしてくれるなら流刑になってやるというところなのか。(正直、この人の境遇はすごく可哀そうなんだけど・・・)

それにしても、この皇帝怖すぎるよ・・・。
あれだけ信頼を置いていた夏江を有無を言わさず投獄。
夏江が何を言っても聞く耳を持たず処断するつもりです。
そして、さっきあれだけ靖王が裏切ったとぶち切れていたのに、陥れられただけだと納得して急に優しくなるし。
態度の豹変が恐ろしい。
靖王は言います。夏江に限らず今までもそうだったと。
かつて寵愛されていた祁王も林燮も、赤焔事案で一夜にして逆賊とされてしまった。
さらに、直近では皇太子や誉王にしても、寵愛されていた者たちが手のひらを反した扱いを受けている。
靖王さまにしても、寵愛されるようになったとはいえ、今後いつ皇帝の気が変わって殺されるかもわからないというのは同じ。
その事実を噛みしめるかのような靖王。
全く気を抜けないわ・・・。

夏江が投獄され、靖王は無罪放免。
誉王はあまりの完全敗北に戦意を喪失して屋敷に引きこもってしまった模様です。
誉王さま、根が残酷なところもあるけど、苦労人っぽくて結構好きなキャラでしたよ。
(物語前半、誉王府が部下の不始末の駆け込み寺みたいになってて可哀そうだったし^^;)
敗北して挫折してしまうところとか、泣いて謝るお嫁さんに手を差し伸べるところとか、人間味があっていいんですよね。
今の皇帝に一番似ているのが誉王ということだけど、即位していたらやっぱ父親と似たような感じになっていたのかなあ。
誉王さま、政治はそこそこ上手く進めるだろうけど、民のことはあんま考えないだろうしね。

一方、誉王の謀士・秦般弱は「誉王は戦意喪失していますけど、どうしましょうか」と、投獄中の夏江と密かに連絡を取っていました。
夏江はまだまだ諦めておらず、また何か良からぬことを企んでいるみたいです。
怖いわ〜。また、一波乱ありそうですね。
(しかし般弱さん、誉王さまはもう用済みなんですか^^;)

今回は、朝臣の沈追と蔡荃のやりとりも、ぐっときましたね〜。
闇炮坊の爆発の件に対する皇帝と誉王のやり取りを見て、民のことを全く考えていない君主たちに失望する二人。
そんな二人が期待するのは靖王。
靖王なら、きっと民の幸せを考える君主になるに違いない・・・。
しかし、靖王のあの性格では朝廷では生き残れないだろうと憂う蔡荃。(うん、確かに・・・^^;)
だけど、我らにできることは民のために働くことだと沈追は促すのでした。
国を想う朝臣達が熱かったです。
いつか、靖王さまと力を合わせて国を良くしていってくれたらいいな。

さて、梅長蘇の毒も無事に解毒でき、そろそろ物語はクライマックスに向けて走り出していますね。
最大の敵だった夏江は投獄されて懸鏡司は封鎖、誉王は失脚同然、一方の靖王は近々皇太子になれそうな雰囲気だし。
あとは、赤焔事案を覆し、祁王と林家一族の汚名を晴らせればいいのですが、あの皇帝相手にどう戦っていくのか・・・。
そして、靖王さまは一体いつ梅長蘇の正体に気づくのか・・・。
蒙大統領が口滑らしてくれることに期待しているんですけど駄目ですかね(笑)
2016.05.13 Friday | TV・映画 | comments(0)
* 『琅邪榜』37話〜38話 感想(※邪は王へんに邪)
相変わらず、目が離せない展開なので簡単に『琅琊榜』感想メモ。

前回の引き、謀反人の位牌を祀っていたことを責められた静妃様は一体どうなってしまうのか・・・と思っていたら、実はそれは皇帝が密かに命じてさせていたことだったため、皇帝はむしろ誰かが静妃・靖王母子を陥れようとしているのではないかと疑念を抱き、静妃は軽い罰則で済みました。
皇后さまがピエロだったわ・・・。

静妃様は本当に頭が切れるお方ですね。さすがすぎる。
すべてを悟っていて、余計なことは言わない。
当然、宮女に内通者がいることもわかっており、今回の位牌の件についても、内通者から皇后に情報がいくように仕組まれていたものだったのでした。
静妃様、本当に出来た人だわ〜。

さて、静妃の件は無事に片付くも、衛崢強奪の件での靖王への疑いは晴れず、夏江が梅長蘇を審問することになります。
ついに夏江と梅長蘇が全面対決です!!
二人が対峙するシーンがスローモーションで熱すぎる。一体どうなるのか。
一方、梅長蘇が懸鏡司の手に落ちたことで、靖王は落ち着かず、居ても立ってもいられません。
「懸鏡司に行く!」と言い出しますが、副官の人に止められます。
何のために皇帝の前で知らぬ存ぜぬを通し、梅長蘇とは無関係だとはったりをかましたのか・・・。
ここで靖王が梅長蘇のために動いてはすべてが水の泡。
靖王さま、頼むから言うこと聞いてくれ・・・。

その頃、懸鏡司では夏江が梅長蘇をどうやって苦しめてやろうかと考えていました。
梅長蘇を牢に入れてウキウキしている夏江が可愛いです(爆)
物凄い悪い奴なのに、だんだん夏江が好きになってきたわ。

夏江が尋問を始めると、梅長蘇は「洗いざらい話しますよ」と、なんと衛崢強奪の件は靖王が首謀し自分が策を講じたと全部説明しだします。
その時の夏江のポカーンとした顔に吹いたwww
どうやって苦しめて口を割らせようか考えていたのに、梅長蘇が洗いざらい事実を喋ったため、夏江はどうしようもなくなってしまったみたいです。
面白いなあ。懸鏡司の手に落ちて絶望的だったのにこんな手があったとは(笑)

すべてを白状した梅長蘇に夏江は言います。
夏江「自分が何を言ったのかわかっているのか!?」
梅長蘇「今の供述を記して、私に印を押させて陛下に提出したら終わりですよ」
夏江「ふざけるな!陛下に呼び出されたら証言を覆し、あの供述は私に強要されたというつもりだろう!!」
梅長蘇「なるほど。その手がありましたか」
この人達のやりとりが面白すぎるんですがwww
夏江の牙を受け流す梅長蘇のやり口がおかしすぎる。
あれだけの切れ者の夏江が梅長蘇のペースに乗せられているとは。

夏江は梅長蘇のペースに乗せられて「ふざけるなああ!」とぶち切れかけたりしましたが、さすがに冷静な奴です。
梅長蘇の言動から、彼が赤焔事案を覆すために都にやってきたのだと勘付きます。
切れ者同士である梅長蘇と夏江の駆け引きと対話が面白すぎる。

もう、毎回毎回非常に切迫した展開。
梅長蘇は一体何手先を読んでいるんだろう。恐ろしすぎるなー。

さて、展開的には今回も気になるところで終わってしまいました。
夏江に秘毒・烏金丸を飲まされた梅長蘇の運命はいかに。
また、宮中で皇帝に呼び出された夏冬が一体どんな証言をするのかも気になりますね。
夏冬は梅長蘇と通じているはずだけど、どう証言しても罪は免れなさそうだし。
梅長蘇は一体この騒ぎをどうやって収集つけるつもりなのか気になります・・・。
どう考えても、みんな立場が悪くなるようにしか思えないけど、何か良い策があるのかなあ。
夏江の言ったとおり、衛崢を助け出すという選択をした時点で、失策なんですよね。
衛崢を助け出せても、事実がどうであれ必ず靖王に疑いがかかり、進退は窮まってしまう。
でも、赤焔事案は靖王さまにとっては避けては通れない問題だし、無視はできなかったでしょうね。

うーん、梅長蘇の胸中を思うと色々と切ない。
早く靖王さまも梅長蘇の正体に気付いてほしいわ・・・。手遅れになる前に。
2016.05.12 Thursday | TV・映画 | comments(0)

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